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新しい治療法「ドッグベストセメント」

「ドッグベストセメント」を使用した新しいムシ歯治療法
 
歯の神経(歯髄という)まで達している深いムシ歯において、歯髄のギリギリの所までムシ歯を除去した後、「ドッグベストセメント」を投与し、歯髄を残す治療法です。最短1回の「夢の治療」です。残ったムシ歯の部分は、「ドッグベストセメント」で無菌化され、石灰化して治癒します。
 この治療法を行うと、歯質をたくさん削る必要がありません。削る量が少ないので痛みも少ないです。麻酔をしないで治療できる場合もあります。
神経を取った歯は、破折等のリスクが高くなるため、歯の寿命を延ばすためには、歯の神経を残すことは重要です。今まで神経を取るしか方法のなかったケースでも、この治療法により神経を残せる可能性が高くなりました。
 
ドッグベストセメントとは?
ドッグベストセメントは、銅やリン酸、亜鉛など、天然ミネラルを主成分とし、それ自体が殺菌する力や固める力を持った治療材料です。
この殺菌作用により、投与した周囲の歯質を殺菌しますので、ムシ歯に感染した歯質を完全に取り除く必要がなく、ムシ歯再発予防の効果も期待できます。ドッグベストセメントの殺菌力は半永久的です。
実際の投与方法例を下図に示します。
 

 

ドックベスト   ドックベスト
【注意】
・歯を削らない治療ではありません。歯髄を取らない治療法です。
    ・すべてのムシ歯治療に適応するわけではありませんので、必ず診察が必要です。
    ムシ歯がとても深い場合は、この治療法を試みても痛みが治まらない場合もあり、その際は神経を取る治療が必要になります。
    ・処置をした歯が、本当に無菌化されムシ歯が進行していないかどうかの経過観察が必要です。そのため、処置後6ヶ月から12ヶ月経過観察した後、最終的な修復(被せ物又は充填等)を行います。
 
【費用】…健康保険適用の治療ではありません。
  歯1本につき¥5,000(税別)
   *被せ物を外さないで行う治療は+¥10,000かかります。
   *ドッグベストセメントの処置後は、最終的に詰め物、被せ物などの処置が必要です。その際は別途費用が必要です。詳細は担当医にご相談ください。